フェアウェー

フェアウェイ

胴長のチャンピオンホース

1925-1948

ファロスとともにファラリスの血脈を継いだ名馬。種牡馬としての成績はファロスより優れ、数多くの名馬を輩出した。

生産国 イギリス

馬主 第17代ダービー伯爵

戦績 15戦12勝

主な勝鞍

  • セントレジャーステークス
    チャンピオンステークス
    ジョッキーズクラブカップ

本命に推されたエプソムダービーを惨敗するもセントレジャーを取る。不思議なことに毎年1度ずつ負ける。

Fairway

1936,39,43,44の4度英リーディングサイヤーに輝いており、2冠馬ブルーピーターを筆頭に数多くの名馬を輩出した。

Phalaris Polymelus Cyllene
Maid Marian
Bromus Sainfoin
Cheery
Scapa Flowe Chauser St.Simon
Canterbury Pilgrim
Anchora Love Wisely
Ertholme
St.Simon 4x3 / Springfield 4x5
セントサイモン3x4のインブリード配合。
セントサイモンの血があふれ出し、飽和状態になり始めたこの時代にはありふれた配合といえる。
特に、ファラリス×母父チョーサーはダービー伯爵が多用した配合で、何頭もの名馬を輩出している。

発汗とのたたかい

2歳夏までにを4戦3勝という結果を残したフェアウェイは、その後休養に入る。

3歳になり三冠の最初のレース2000ギニーはレース前日に口内炎を発症して回避するも、その後のダービー前哨戦ニューマーケットステークスを圧勝し、ダービーでは本命に推される。
しかし、ダービー当日レース前に熱狂的なファンに囲まれた際、興奮したフェアウェーは異様なくらいに発汗し、おまけにレースでは出遅れる始末。
結果、7着に敗れた。
レース後、フェアウェイは神経質になり、回復に時間を要したらしい。

秋には本命に推されたセントレジャーでようやく1冠を取り、最後にチャンピオンステークスを勝って、5戦4勝でシーズンを終える。

発汗の量が多かったのは確からしく、発汗量で人気が左右したとも言われている。

4度の英国リーディング

初年度産駒が3歳になった1935年にいきなり英リーディング2位になると、翌年にはあっさりと英リーディングを獲得してしまう。
2位→5位と続き、1939年にふたたびトップに。
その後2年ほど不調に終わるが、1942年に2位になると、翌年から2年連続英国リーディングを獲得する。
同時期には、ハイペリオンなども種牡馬として活躍していた。

異様なくらい胴長な馬

フェアウェーは異様なくらい胴長体形で、走る姿は「グレイハウンドが獲物を追いかけているようだ」と称された。胴長体形は長いストライドを作りだす反面、バランスを崩しやすいという欠点も持っていた。

フェアウェーとは、『航路』の意

航路を意味するフェアウェイだが、この名前は母の名『スカパフロー』から連想されたものらしい。
スカパフローは当時の英国北部の軍港の名前で、対ドイツ戦の重要拠点となった。

またフェアウェーの仔にも、タイドウェイ(潮流)・フルセール(満帆)・ブルーピーター(出帆合図の旗)・シーウェイ(海路)など海にちなんだ名前が多くつけられている。

ちなみに、ゴルフ場のフェアウェーも航路という意味のfairwayから名付けられている。